目的と活動内容

目的や活動内容についてご紹介いたします。

目的

トキ生息環境整備の持続可能な枠組みづくりを目指すとともに、
トキと人が共生する天王川流域を中心とした地域において、自然への適切な働きかけを通じた取組により生態系の再生を目指すことを目的としています。

目指す方向性

トキの水辺づくり協議会が目指す方向性についてご紹介します。

  • 第1回試験放鳥(2008年)前後
    1度絶滅したトキの復活を願い、トキの野生復帰を餌場づくりの面から下支えする任意団体等が多数設立
  • 協議会設立当時(2017年)
    人口減少、高齢化による任意団体等の活動の低下、耕作放棄地の増加
  • 何もしない場合
    活動団体の消滅、守るべき「里地里山」の崩壊、
    地域社会の持続困難

「サントリー世界愛鳥基金」による
てこ入れ

目指す
将来像

  1. 1. 既存の任意団体等を束ね体制を再構築
  2. 2. 学生ボランティアや企業CSRの積極的受入れで協働の枠組みを強化
  3. 3. ボランティア活動に加え、佐渡の「歴史」「文化」「食」に触れてもらいリピーター(ファン)の増を図る

その結果が、持続可能な地域づくりに結びつき、トキが日本のあちらこちらで見られるようになった際には、私どもの協議会の活動が参考とされることを目指します!

活動内容

トキの水辺づくり協議会の活動内容をご紹介します。

1

トキの野生復帰を支援する水辺の整備と適切な維持管理

  • ・河川の自然再生・管理(薄倉沢川)
  • ・河川の管理(天王川)
  • ・ビオトープ・学習水田の整備・管理(受け入れ側に関すること)
  • ・ビオトープ・水田魚道の整備
  • ・失われたトキのねぐらを回復するための里山の適正管理
  • ・維持管理資機材の購入、収納小屋(雨水貯留施設)の整備

2

トキの生息環境に関する調査・研究・環境教育

  • ・野鳥観察小屋の整備
  • ・魚類、水生生物、両生類等のモニタリング調査
  • ・自然再生後の河川の変遷に関する調査

3

トキの生息環境を維持していくための社会実験と地域づくり

  • ・水辺におけるヤギとヒツジによる草食実験
  • ・学生ボランティアの受入環境の整備

4

トキの野生復帰や生物多様性に関する啓発活動

  • ・関係機関と一体となったシンポジウムの開催
  • ・首都圏での啓発活動
  • ・ホームページの作成
  • ・パンフレット等の製作
  • ・天王川周辺地域のガイド養成