水辺づくりライターより
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2020月09年19日板垣 徹
9月18日、トキ放鳥に参加しました
生椿(はえつばき)は、私たち協議会の構成団体である「生椿の自然を守る会」のホームグラウンド、代表の高野毅さんの生家があるところです。8月30日には、協議会メンバーが総勢60名で駆け付け、周辺の草刈りなど、環境整備に協力をしました。
第23回の放鳥が行われた9月18日、降りしきる雨で開催が危ぶまれていましたが予定通り決行。
現場へついて一般参加者として見守ろうと待ち構えていたら、放鳥予定の方が1名参加できなくなったので、急遽代役で私(板垣)が放鳥者の一員に加わることになりました。
私と、生椿で田んぼをやっておられた渡辺さんが一緒に、No.418と番号をつけられたトキの入った箱のテープをカットました。一息おいて、空いた箱からトキがバタバタと飛び出しました。そしてほぼ同時に飛び出したほかの仲間と一緒に、雨で煙る棚田の上空を何度か旋回し、やがて左手の森の中へ入っていきました。
かつて最後の生息地としていたこの地で、トキたちが再び暮らし続けることを祈って、私たちは彼らの飛翔を見守りました。
高野さんをはじめとする数人のメンバーが中心となって守っているこの環境を未来に向かって守り続けられる仕組みを、私たち協議会も一緒になって構築していく必要を痛感した一日でした。
この記事を書いたライター

- 板垣 徹
- 佐渡の農業と向き合いウン十年。現在はトキとホタルに全力投球の毎日です。 子どもたちといっしょにビオトープづくりをするのが、一番の健康法と感じる今日この頃(笑)
2020.09.19板垣 徹